2013年9月に公開された映画「謝罪の王様」
宮藤官九郎さん脚本のコメディです。
2018年に地上波で放送されましたが、この時点でキャストを見返してみるとすごい豪華です!
広瀬すずさんがチョイ役で出演していますし、EXILEのメンバーも見逃してしまいそうなシーンに出演しています。
ケース5とそれぞれの謝罪の依頼人をメインにしたストーリー。
ですが、実はすべてどこかでつながっているわけです。
阿部サダヲさんのキレのある演技も見ていて気持ちいい!
井上真央さんもキレイで可愛いですが、いつもと雰囲気が違っていて、最初気づかなかったです。
テンポのよい「謝罪の王様」
キャストやあらすじネタバレ、みどころ(?)などご紹介します!
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謝罪の王様あらすじ
case.1
司法書士を目指している倉持典子。
ヤクザの小磯一家の車をぶつけてしまい、しかも謝るタイミングが悪く怒らせてしまう。
帰国子女で謝ったら罪を認めることになるという持論がある。
謝罪師を名乗る東京謝罪センターの黒島譲に依頼をしてきた。
わけも分からずサインした誓約書は風俗で働くとの内容だった。
典子の代わりに謝ることになった黒島。
黒島の編み出した方法で謝罪し、典子は賠償金を払わずに済む。
それから典子は黒島のところで働くことにした。
case.2
下着メーカーに勤める沼田卓也。
セクハラで訴えられてしまった。
共同プロジェクトの宇部美咲に飲み会でセクハラ行為をした。
訴訟を起こされ、きちんと謝罪したいという。
黒島のアドバイス通り謝罪するがすべて裏目に出て、さらに宇部を怒らせてしまった。
宇部の担当弁護士である箕輪に「120%示談はない」と断言されてしまった。
黒島は150%の謝罪をするしかないと言う。
宇部を精神的に追い詰め、沼田に謝罪をさせる。
後日、宇部は訴えを取り下げた。
case.3
大物俳優の南部哲郎と大物女優の壇乃はる香が依頼してきた。
2人は元夫婦。
息子の英里人(えりーと)の暴行事件の謝罪会見を控えていた。
南部が謝罪するのだが、芝居がかっていて黒島はダメ出ししまくる。
謝罪会見の本番もツッコミどころ満載の内容で、マスコミには三文芝居と書かれてしまった。
壇乃も謝罪会見を行うが、こちらも誠意の感じられないものだった。
謝罪会見の謝罪と釈明を繰り返し世間は何に対して謝っているのかわからなくなってきた。
しかしそれが黒島の狙いだった。
だが釈放された英里人が、せっかく落ち着いてきた問題を蒸し返すように、ひどい謝罪をする。
典子の助言により、被害者に謝罪をするべきだと気づく。
南部と壇乃は被害者に謝罪するが実は被害者のほうが酔って英里人にからんだとわかる。
しかも被害者が両親のことを侮辱したことで、英里人が腹を立てたという事実も判明。
この件は和解できた。
case.4
国際弁護士の箕輪正臣。
アメリカ滞在中、娘に手を上げてしまったことを謝罪したいという。
アメリカのロースクールに通っていた箕輪は、勉強で忙しいときに幼い娘に邪魔をされていた。
試験当日、寝坊して慌てているときも娘がふざけてきたので、殴ってしまったのだ。
当時3歳だった娘は、覚えていないんじゃないか、という黒島だが・・・
case.5
映画プロデューサーの和田耕作。
人気小説の映画を撮り終えたがとんでもない事実に気づき、謝罪するハメになっていた。
マンタン王国の皇太子をエキストラに使ってしまった。
マンタン王国は王族の肖像権に厳しい。
さらに飲酒、串刺しの肉も禁じられている国で、すべての罪を合わせると懲役数十年、もしくは銃殺刑の可能性も!
マンタン王国では反日騒動が起きており、国際問題に発展していた。
早急な謝罪が必要だった。
和田たちが手土産を持ち、マンタン王国へ行く。
だが和田が持っていったこけしを見て、国民は激怒。
通訳のワクバルによると、マンタンの歴史では、こけしの姿が捕虜を連想させるのだ。
文部科学大臣の国松は、マンタン国王と友人だという。
今度は国松大臣を連れ、マンタンへ向かった。
謝罪会見は無事終わったのだがその後のパーティでの国松の失態により、さらにマンタンとの関係が悪くなる。
外務大臣の枝下が、またまた謝罪に出向く。
だが国民からの冷たい対応を受けてしまった。
マンタンで国賓扱いされているほどの人気がある南部が、続いて謝罪をしに登場する。
国民は大歓迎した。
南部と枝下大臣がともに土下座をして謝ると、手のひらを返したように2人を追い返した。
ワクバルがいうには、土下座はマンタンにとって最大の侮辱行為。
黒島は悩んだ。
case.6
黒島が謝罪屋を始めた経緯。
子供の頃、ザリガニを大量に死なせてしまい友人たちに、初めて土下座をした。
そのときのみんなの視線が自分に向かっていることに、快感を覚えた。
すぐに謝るようになった黒島。
ある日、黒島がラーメン店に入った。
船木という店員が湯切りしたお湯が黒島にかかった。
船木は気づかず、ラーメンを作り続けていた。
黒島は我慢できず、謝罪を要求した。
だが謝りに来たのは、店長(みせなが)や本社の部長。
大事になっていき戸惑う黒島だが船木は辞めてしまって、謝罪に来なかった。
黒島は謝りたくても謝れない人、謝ってほしい人がいると気づく。
マンタン王国との問題は、大戸谷首相が謝罪することになった。
マンタンにとって土下座以上の最大級の謝罪があるというが・・・
結末はhuluでどうぞ!
ノーカットで配信されています。
地上波放送ではカットされてしまったエンディング。
ラストの謝罪ダンスムービーもフルで見れますよ。
お試し2週間は無料です。
謝罪の王様の感想
とてもテンポのよい映画で楽しめました。
本当にキャストが豪華でびっくりしますね。
広瀬すずさんのシーン、わかりましたかね?
和田耕作がプロデュースしている映画のワンシーンに出ていました。
2013年なのでまだ広瀬さんは、知名度が低かったときですね。
映像の仕事は初めてだったそうです。
あと劇団EXILEの鈴木伸之さんもバカ息子の英里人として出演。
冒頭の「別に」発言している女優は川口春奈さん!
あのシーンだけですよ(笑)
さて幼い頃の箕輪の娘が、繰り返し口にしていたセリフ。
「ワキ毛ボーボー、自由の女神」
これがこの映画のキーワードとなります(笑)
いやあ、そう来たかってなりますよ。
個人的なツボはマンタン王国の通訳、ワクバル。
いちいち年収とか値段を口にするゲスいところ。
マンタンのタブーを知っていながら日本人に教えないクズっぷり。
登場するキャラクターすべてが個性的で濃いキャラです。
エンドクレジットとして流れるVerbalとEXILE&E-girlsの主題歌ムービーは必見ですね。
一応、黒島(阿部サダヲさん)も登場しています。
E-girlsは2013年当時のメンバーなので、今見ると懐かしい?
キャスト一覧
黒島譲:阿部サダヲ
倉持典子:井上真央
運転手:松尾諭
黄村家朗:中野英雄
高幡弁護士:六角精児
沼田卓也:岡田将生
宇部美咲:尾野真千子
沼田の父:深水三章
南部哲郎:高橋克実
壇乃はる香:松雪泰子
南部のマネージャー:笠原秀幸
英里人:鈴木伸之
南ナミ:美波
被害者A:小松和重
箕輪正臣:竹野内豊
箕輪の妻:真飛聖
箕輪の娘:井上琳水
和田耕作:荒川良々
ワクバル:濱田岳
配給会社社長:白井晃
監督:岩松了
マンタン王国国王:津嘉山正種
マンタン王国皇太子:野間口徹
国松:小野武彦
枝下:濱田マリ
大戸谷:嶋田久作
助監督:柄本時生
マンタンの映画監督:中村靖日
船木:松本利夫
店長:池田鉄洋
清純派映画女優:川口春奈
マスター:大川ヒロキ
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