テセウスの船、漫画第1巻のあらすじをご紹介します。
一部ネタバレしていますので、ご了承ください。
竹内涼真さん主演でドラマ化されたこの作品。
テセウスの船(ドラマ)のキャストや相関図は?主題歌もチェック!
犯人は誰なのか?と探りながら、あっという間に読み切ってしまうストーリーです。
第1巻は音臼小の事件が起こる前にタイムスリップした心。
父の冤罪を信じ、これから起きる事件から村人を救います。
テセウスの船第1巻のあらすじ
英雄テセウスの船を修復して保存した。
老朽化した部品を換えていると、ついにもともとの部品は無くなる。
果たしてそれは最初の船と同じなのか?
田村心は音臼小学校無差別殺人犯の息子。
容疑者の佐野文吾は警察官だった。
佐野の家族であることを隠し続けて生きてきた。
身元がバレるたび引っ越し、就職もできずにいる。
妻の由紀は妊娠中。
心はお腹の子にハーモニカを吹いて聞かせるのが楽しみだった。
由紀が音臼村のことを調べていた。
佐野が起こした事件の前にも、村では不可解な事件がいくつか起きていた。
心はこれまでの苦しみを思い出してしまい、由紀の話を聞いていられなくなる。
職場で同僚が読んでいた週刊誌の記事に目が留まる。
「音臼小学校の事件はまだ終わっていない」という見出しだった。
すると由紀が産気づき病院にいるという知らせを受ける。
急いで病院に向かったが、由紀は女児を出産すると死亡してしまう。
娘は未来(みく)と名付ける。
由紀の葬儀では義父母に責められる心。
義父母は未来を引き取るという。
だが心はなんとしても未来を手放したくなかった。
心は週刊誌の記事が気になり、北海道の弁護士事務所に連絡した。
佐野は冤罪なのだろうか?
母に未来を預け、心は北海道へ行く。
音臼村は現在は誰も住んでおらず、廃墟の村だった。
音臼小学校の跡地には慰霊碑が建てられている。
心がそこへ着くと深い霧に包まれた。
ふと気づくと廃墟だった音臼村の民家に住民がいた。
心は由紀が事件のことをまとめたノートを手にする。
1989年6月24日お泊り会でオレンジジュースに青酸カリ、21名死亡
心は「佐野」の表札がある家を見つけた。
庭に少女が倒れていた。
この少女が姉の鈴だと気づく。
新聞の記事によると
鈴は屋根から落ちて、雪に埋もれているところを、新聞配達員に助けられた。
だが顔に凍傷の痕ができてしまい、その後ずっと悩んでいたことを心は思い出す。
心はすぐに鈴を助け三島病院へ運ぶ。
凍傷になる前に手当を受けたので、鈴の顔は擦り傷程度で済む。
病院に佐野が駆けつけた。
心は佐野と言葉をかわしたが、殺人を犯すようには見えなかった。
ふとカレンダーに目をやると、日付は1989年1月7日。
元号は「平成」に代わったとニュースが流れる。
心が生まれる前の時代に来てしまったようだ。
病院を出ると三島千夏に会った。
記事によると千夏は7日の夜、除草剤のパラコート中毒で死んでしまった。
心は今のうちに千夏が死なないよう、三島家の倉庫からパラコートを持ち出し捨てた。
その後、佐野が千夏と一緒に歩いているところを見てしまう。
心は佐野が千夏の事件に関わっているのか、と疑う。
母と心の兄の慎吾が病院に来る。
鈴を連れて自宅に帰る。
母は妊娠中、お腹の子供は心だ。
心は佐野の家に世話になることになった。
夜になり千夏が行方不明になる。
新聞配達の長谷川翼が、心がパラコートを持ち出しているのを見たといい疑ってくる。
心は佐野が千夏と一緒にいたことを指摘するが、心を探していた千夏を連れ戻しただけだった。
数時間後、千夏は意識不明で見つかるがすぐに死亡した。
心は佐野が勤務する駐在所でパラコートの容器を見つける。
やはり佐野が犯人なのか?
その一方で佐野は、心の免許証を見てしまう。
<何者かの録音テープ>
検死は3日かかった。
千夏は死ぬまで時間がかかった。
もっと量を増やし、大きい人間で試す。
第1巻の感想
タイムスリップものとサスペンスものが融合されたストーリーです。
いきなり妻が死ぬというショッキングな展開。
不幸だらけの主人公、田村心。
自分の人生を狂わせた事件が起こる前の時代に戻った心。
事件を未然に防ぎ、村の人を救おうとしますが・・・
鈴を助けることはできたけど、千夏は死んでしまいました。
倉庫にあったパラコートではなく、別の人物が持っていたパラコートで千夏は殺されたのでしょう。
最後に何者かがカセットテープに事件のことを語っています。
これが誰なのかはまだわかりませんね。
今のところ怪しいのは新聞配達の長谷川でしょうか。
ただ身元がはっきりしない(というかさせられない)心は、村人にとってはめちゃくちゃ怪しい(笑)
心も容疑者っぽい存在なのです。
小学校の事件の前に千夏の事件ですら救えませんでした。
これから起こる事件はどうなるんだろう。
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