2021年7月23日におこなわれた東京五輪開会式。
賛否両論というより、否の意見のほうが多めでした。
演出を任されていた振付演出家のMIKIKOさんが2020年5月に辞任。
このことと思われる意味深なツイートも話題になりました。
さらに直前になって音楽制作チームの1人だった小山田圭吾氏の辞任、ディレクターだった元ラーメンズ小林賢太郎氏の解任など、とても慌ただしい状態でした。
そして28日になって俳優の竹中直人さんが、過去に番組で女性蔑視とされる企画をしていたとの理由で自ら辞退していたことも発覚。
過去のことを掘り起こされ、あら探しされる件が続きました。
そもそも始めから人選がマズいってのもあると思いますけどね。
実は1年以上前から不穏な空気が流れていたようです。
それはMIKIKOさんの提案した「MIKIKO案」が白紙になってしまったところから始まっています。
そのMIKIKO案の内容が文春で明かされています。
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MIKIKOの辞任
MIKIKOさんは2020年4月にIOCへ企画書を提出。
台本11冊分、1000ページを超える膨大なものでした。
関係者たちの感触は良かったのですが、その1ヶ月後にMIKIKOさんは解任されます。
後任は佐々木宏氏。
佐々木氏も渡辺直美さんへの侮辱発言で辞任しています。
その後、開会式の準備は佐々木氏の案をベースに進められました。
この時点でMIKIKOさんの案は全く入らないことになります。
リオのやつが素晴らしかったから
MIKIKO案の開会式見たかったよ俺は pic.twitter.com/SOjw1dFk7c— 匿名希望 (@yukkyhero1) July 24, 2021
気になるのはMIKIKOさんの解任理由。
森会長や電通の意向に沿わないという理由で排除されたとの説が濃厚。
結局、電通かい!ってことなんです。
だから電通出身の佐々木氏の案が尊重されることになったのです。
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MIKIKO案とは?
んで、MIKIKO案ってどんなのだったのよ?ってなりますよね。
その一部がこちらです。
開会式、MIKIKO案では『AKIRA』の主人公が乗っているバイクが颯爽と登場、三浦大知、菅原小春らダンサーが花を添え『2020年のネオ東京』が会場に映し出される。渡辺直美の合図で選手行進。各種競技の紹介は、マリオなどのCGが盛り上げていく。聖火が点されると、花火が開幕を告げる――。はずだった。 pic.twitter.com/bGgY4stX1r
— えり (@GraceReason426) July 22, 2021
出演予定だった人たちの顔ぶれが、こちらのほうが納得できるかなと思うんです。
特に渡辺直美さんはアメリカでも知られている人なので適任。
ダンスでの表現に長けている菅原小春さん、三浦大知さんは言葉が通じなくても伝えられるものが多いはず。
競技の紹介は本番はピクトグラムでの披露になりました。
あれはあれで良い反応があったみたいですけど。
MIKIKO案では任天堂にお任せして、マリオが紹介するというかたちだったそうです。
マリオも世界で知られているキャラ。
やっぱりそちらのほうがウケが良かったかもしれません。
この案が却下されたことで、任天堂のゲーム音楽が一切使われることがなかった理由であると納得。
スタートのドラゴンクエスト序曲は良かったと思います。
その間がちょっと・・・そこまで広く知られていないゲーム音楽でしたよね。
アメリカでは日本のゲーム機を「ニンテンドー」と呼んでいるくらいですから、任天堂のゲーム音楽は入れるべきでした。
開会式に出演した森山未來さんのインスタでは、MIKIKOさんへの感謝の言葉が入っています。
MIKIKO案での森山さんのパフォーマンスは違うものだったのかな?
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こうなるとMIKIKO案で見てみたいってなりますね。
でもあの規模のイベントをまた別の機会で、なんて現実的じゃないです。
実際にやるのは無理でもアニメーションで作ってみるとか?(笑)
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